ピアノ独学のための4つの練習方法

アイキャッチ

ピアノ教室に通わずに一人で学ぶ独学は、練習方法が分からず不安に思う人も多いと思います。

独学での練習方法は大きく分けて4つあります。この記事では以下の4つの練習方法について詳しく解説していきます。

4つの練習方法
  • 教則本で基礎から学ぶ
  • 弾きたい曲をひたすら練習する
  • オンラインレッスンを受ける
  • 通信講座で学ぶ
目次

教則本で基礎から学ぶ

初めてピアノを弾く人なら、いきなり曲を弾くより基礎を学んだ方が良いでしょう。

ただ、プロの先生に教えてもらわずに、初心者が独学で基礎を学ぶことは大変厳しいということを理解しておいたほうが良いでしょう。

たいら

基礎をしっかり身につけたいと考えている人は、ピアノ教室に通った方が良いです。

独学のリスクを理解する

独学で習得できることには限りがあります。間違った技術を身に付けてしまうと後々苦労することになります。

こういった独学のリスクを理解したうえで、練習しましょう。

大人初心者向けのの教本がおすすめ

独学で基礎を学ぶと不十分になりがちなので、分かりやすく学べる教本を選ぶことが大切です。

バイエル、バーナムなど、ピアノレッスンの王道の基礎的教則本を使うのも良いですが、これらの教本は、子供の成長に合わせてじっくりと習得していくために作られているものが多いです。
そのため大人が同じことをすると時間がかかりすぎてしまう場合があります。

たいら

私も最初に子供用のバイエルを選び練習していましたが、全て終えるのに1年半ほどかかってしまいました。

大人初心者向けの教本はその点がよく考慮されており、効率よく学べるように作られています。
教則本で学びたい人は、大人初心者向けの教本を選ぶのがおすすめ。

こちらの記事では、教本の種類や、私が実際に使用していた教本の紹介をしています。

弾きたい曲をひたすら練習する

弾きたい曲が決まっているなら、それをひたすら練習するというのもひとつの方法です。

ある漁師さんの「ラ・カンパネラ」

テレビ番組で、ある漁師の方を紹介していました。

52歳の時、リストの『ラ・カンパネラ』を弾きたい!と思い、独学で毎日7~8時間の練習を続けて7年で弾けるようになった。
ただ、楽譜は読まずに1音ずつ指に覚えさせて弾いていったので、『ラ・カンパネラ』以外の曲は全く弾けない。

あのフジコ・ヘミングさんと共演もされていました。
難曲を独学でここまで弾けるものなんだと驚いたと同時に励みにもなりました。

ただ、ピアノの先生をされている人は、この練習法には否定的な意見が多いです。

そりゃそうです。
楽譜は読まないで指の動きを覚える。
こんなやり方をピアノの先生が認めるわけがありません。

でも、趣味のピアノは自分が楽しむためにやるもの。
満足できるのなら、どんなやり方でもアリだと思います。

同時に何曲も弾こうとしない

ただ、ひとつだけ注意点があります。

同時進行で何曲も弾こうとしないこと。

すでにピアノが弾ける人なら、いろんな曲を並行して練習していけるテクニックやスキルを持っていますが、初心者が同じことをすると、どの曲も中途半端に終わる確率が高いでしょう。

あれもこれもと欲張らず、1曲ずつ確実に練習していくのがマスターするための近道です。

オンラインレッスンを受ける

オンラインレッスンとは、Zoom等のビデオ通話アプリを使用してインターネット上でレッスンを受けることです。

オンラインレッスン自体は、先生から指導を受けるので独学とは言えませんが、自宅にいながらレッスンを受けることができるので、普段は独学でもワンポイントレッスンとして利用することもできます。

自宅にいながらレッスンを受けられる

オンラインレッスンのメリットは、教室に通わずして先生のレッスンを受けることができるということです。
ピアノ教室が近くにない人や、移動時間を節約したい人などに向いています。

ただ、通信環境によっては映像が乱れたり、また、繊細な指の動きや音などが伝わりにくいため、対面でのレッスンには劣る面もあります。

プロのアドバイスは参考になる

独学でずっとやっていると行き詰まる場面が出て来ます。
そういったときにプロのアドバイスが受けられると、とても勉強になります。

ピアノ教室に通うのはハードルが高いと感じている人でも、オンラインレッスンなら挑戦しやすいのではないでしょうか。

オンラインレッスンについて、こちらの記事で詳しく解説しています。

通信講座で学ぶ

通信講座とは、受講料を支払うと学習に必要なテキスト、楽譜など一式が自宅に届き、テキストに沿って自宅で練習をするという方法です。

自宅で一人で学習するという点では独学と似ていますが、教材を用意してくれて、練習の進め方を教えてくれるという点が大きな違いです。

全くの初心者は完全独学より練習がスムーズに進む

大人から始めようとしている全くの初心者で「何から始めたら良いのか分からない」という人は、完全独学より通信講座を利用した方が練習がスムーズに進むでしょう。

通信講座というと、ペン字講座などにみられるように、受講者が書いた作品を提出して添削してもらうというシステムがよく知られています。

ピアノの通信講座の場合、そういった課題の提出や添削はありません。
最初に届いたテキストを元に、自分で練習していくのみです。

DVDやオンライン視聴などの動画付きの講座を選ぶと、より分かりやすいのでおすすめ。

通信講座についてこちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ:独学+αで学ぶのがおすすめ

独学で練習していく方法として代表的な4つの方法を挙げましたが、一つだけの練習方法にこだわらずに、いくつかの練習方法を組み合わせてみても良いでしょう。

例えば弾きたい曲をひたすら弾くなかで、オンラインレッスンを受けてみるとか、教則本で学んだ後に通信講座を受けてみるとか、いろんな選択肢があります。

たいら

私は、基本的には教則本で学んでいましたが、1度だけオンラインレッスンを受けた経験があります。

自由度が高いのが独学の良いところです。
自分に合った練習方法を見つけて、ピアノを楽しみましょう!

2度目の独学を決めた私は、通信講座を利用することにしました。
良かったらこちらの記事をご覧ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事のテーマはSWELLを使っています

目次